こんな症状に
悩まされていませんか？
もしかしたら
それはお口の中にある金属が
アレルギー反応を
引き起こしているかもしれません
- 皮膚科に通院しても
なかなか良くならない - アクセサリーを外しているのに
症状が続く
こういった方が多く見られます。
金属アレルギーが治らない原因として、詰め物や被せ物、入れ歯などのお口の中にある金属が関係している可能性があります。
特に口元やお顔周りの湿疹や発疹がある場合は、過去に受けた歯科治療の影響が大きいです。
そもそも金属アレルギーって？
金属アレルギーは、金属が汗や唾液によって「金属イオン」が溶け出します。
その後この金属イオンが体内に入り、これを身体が異物と判断し拒絶反応が起こります。
これを金属アレルギーと呼びます。
身の回りには
発症の原因になりうる金属が
溢れています
金属アレルギーの種類
金属アレルギーには、局所性金属アレルギーと全身性金属アレルギーの2種類があります。
- 局所性金属アレルギー
-
金属が直接触れることで、その触れた部位にアレルギー反応が起こることを指します。
ex）ネックレスやピアスなどのアクセサリー - 全身性金属アレルギー
-
金属が含まれる素材が歯科治療や食事を介して、体内に入り込むことで起きるアレルギー症状です。
金属に直接皮膚が触れていなくても発症するため、原因が非常にわかりにくいです。
『アクセサリーをつけていないのに、アレルギー反応が出る』というのは、この全身性金属アレルギーの可能性が高いです。
また、このタイプのアレルギーは、手や足のような汗をかきやすい部分が発症しやすいです。
該当する方はお早めの受診をお勧めします。
歯科金属アレルギーの発症傾向
- 年齢
-
8歳〜84歳（平均50歳前後）
長期間にわたる歯科治療を受けた方、特に銀歯や金属の詰め物を多く使用している方が、年齢を問わず発症しやすい傾向があります。 - 性別での違い
- 男性よりも、女性の方が”約6倍”の確率で発症しやすい傾向にあります。
- 代表的な疾患
- 掌蹠膿疱症（しょうせきのうほうしょう）、接触皮膚炎、湿疹、アトピー性皮膚炎など
具体的な症状について
●アレルギー性皮膚炎
アクセサリーや衣服に触れた部分の肌が赤くなったり、荒れたりします。
●全身性金属アレルギー
金属は唾液によってイオン化され、口腔内で皮膚や粘膜から体内に吸収されます。
この金属イオンが汗として全身の皮膚から分泌されることで、全身にアレルギー反応を引き起こします。
●歯性病巣感染
歯性病巣感染は、歯や歯の根、その周囲組織（歯肉や骨など）の感染が、他の部位に病気を引き起こすことを指します。
虫歯や歯周病によって細菌が増殖し、これが血流を介して全身に広がることで掌蹠膿疱症などが発症します。
逆を返せば、原因となる歯周病や歯の根の治療をすれば、症状が改善される可能性も高いです。
●その他
- 掌蹠膿疱症
- 手のひらや足の裏に膿ができる
- 汗疱状湿疹
- 足の裏や指の間、手のひらに小さな水疱が生じる皮疹
- 扁平苔癬
- 口の中に白い斑点や網目模様のような病変が現れる
お口の中にある主な金属
●アマルガム
アマルガムは、現在ではあまり使用されていませんが、過去に詰め物として使用されることが多かった合金であり、その半分が水銀で構成されています。
口腔内でこの水銀が溶け出して体内に蓄積されることで、金属アレルギーの症状を引き起こす可能性があります。
●金銀パラジウム合金
金銀パラジウム合金は、被せ物に使用されることが多いです。
この合金は天然の歯よりも硬く、噛み合わせによる衝撃が蓄積されることで、首や肩のこり、腰痛、頭痛などの全身的な不調を引き起こす可能性があります。
●銀合金
銀合金は、歯の土台として使用される金属です。時間が経つと劣化することがあります。
治療の流れ
歯科で行う
金属アレルギーの治療方法
原因の金属除去
or セラミックなどに変更
皮膚科で行うパッチテストでは、患者がどの金属にアレルギー反応を示すかを検査します。口腔内で使用されている金属に陽性反応が出た場合、その詰め物や被せ物、入れ歯を除去するか、使用を中止します。
その後、金属アレルギーの心配がない、患者の体質に合った歯科材料（セラミックなど）を用いて修復や交換治療を行います。
ただし、陽性反応が出た場合でも、その原因を取り除くだけですべての症状が完全になくなるわけではありません。
金属アレルギーは原因の除去で改善することが多いですが、複数の物質が原因となっている場合や、環境要因によって引き起こされる場合もあるため、注意が必要です。
病巣による
アレルギー反応がある場合
レントゲンに映った歯の根元の病巣や歯周疾患を診断し、総合的な判断のもとで治療計画を立て、病巣の除去をします。治療は経過を見ながら進められ、具体的な方法としては、抜歯や歯の根の治療、必要に応じて耳鼻科との連携による扁桃摘出なども検討されます。
さくら会グループだからできる
金属アレルギーで
悩まれる方へのサポート
- 皮膚科との連携に強い
-
皮膚疾患の症状があり金属アレルギーが疑われる場合や、歯科治療の過程で金属アレルギーが疑われる場合、当院では皮膚科や耳鼻科などの他の医療機関との連携が非常に重要と考えています。
皮膚疾患に対しては、歯科だけで対処することはできず、金属アレルギーが原因であるとは限らないため、皮膚科や耳鼻科などの専門医の視点から総合的に診断します。
さくら会グループは、法人内で歯科のほか、皮膚科や内科も運営しているため、各診療科目の強みや連携方法を理解しているため、常に最適解を目指すことができます。
患者様に1日でも早く皮膚のお悩みから解放したい、その一心で歯科として最大限のサポートを行います。
- 患者様の負担を最小限に
-
歯科金属が原因となった場合、金属を全て外せば良くなるのかと言われたらそうとは限りません。
中には歯科金属を全て外して、セラミックに交換を提案されるケースがありますが、セラミックは基本的に保険適用外なため、患者様に負担がかかります。さくら会グループでは、最初から金属を全て外したり、自費診療のセラミックを勧めることはしません。
検査結果に基づき、他に金属アレルギーの原因がないかを慎重に調べた上で、最小限の金属のみ外すことを心がけています。もちろん患者様によっては、セラミックなどをお勧めすることはありますが、その際は患者様の負担を最小限に抑えたプランをご提案させていただきます。
幅広いエリアに対応、
クリニック選びに困らない
さくら会グループは、春日井市・名古屋市を中心にクリニックを展開しています。
患者様のお住まいの地域や職場環境に照らし合わせて、通いやすいクリニックをお選びいただけます。
またどのクリニックを選択されても、全てで同じ診療を受けていただけますので、安心して通っていただけます。
中には駅近や土日も終日診療を行っているクリニックもありますので、一度ご相談ください。
診断で推定されるアレルギー
- 日用品
⚫︎接触皮膚炎・刺激性皮膚炎
ヘアダイ、シャンプー、リンス、洗剤、衣類（ホルムアルデヒド）、メガネ（染料）、ゴム手袋
- 化粧品
⚫︎アレルギー性接触皮膚炎・刺激性皮膚炎
下地クリーム、乳液、ファンデーション、化粧水、パック剤、サンクリーン剤、アイシャドー、マスカラ、口紅、リップクリーム、頬紅
⚫︎色素沈着
香料、色素
⚫︎光接触皮膚炎
紫外線吸収剤
- 植物・食物
⚫︎刺激性接触皮膚炎
イラクサ、ニンニク、パイナップル、キウイフルーツ、アロエ
⚫︎アレルギー性接触皮膚炎
ギンナン、セリ科、アブラナ科、キク科、ウルシ科、柑橘類、健康食品（プロポリス・キチンキトサン）、サクラソウ
⚫︎光接触皮膚炎
セリ科、柑橘類
- 金属
⚫︎アレルギー性接触皮膚炎
アクセサリー、コイン、時計、革製品、ステンレス、塗料
⚫︎全身性接触皮膚炎
歯科金属、食物
- 医薬品
⚫︎アレルギー性接触皮膚炎
抗菌薬、抗真菌薬、非ステロイド系消炎薬、ステロイド外用薬、点眼薬、消毒液、潰瘍治療薬、保湿剤
⚫︎光接触皮膚炎
非ステロイド系消炎薬（ケトプロフェン・スプロフェン・ピロキシカム）
⚫︎全身性接触皮膚炎
坐薬、膣剤
- 職業性
⚫︎刺激性皮膚炎（化学熱傷を含む）
農薬、酸、アルカリ、フッ化水素、セメント、灯油、過酸化水素
⚫︎アレルギー性接触皮膚炎
金属、レジン、ゴム、切削油、合成洗剤、消毒薬
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金属アレルギーは
完治しにくいが、
症状の悪化は防げる
金属アレルギーは一度発症すると治りにくく、完治が難しい病気です。
治療は主に原因となる金属の除去や接触を避けることを重要視していますが、これによって症状が改善するわけではなく、治療成功率は約50～67％程度と報告されています。
そのため、完治を目指すと同時に、現状より悪化しないようにすることが大切です。
また金属アレルギーの判定にはパッチテストが用いられますが、受診する医院によって判定結果が異なることがあります。
パッチテストは時折陽性にもかかわらず陰性判定が出たり、その逆の判定も出ることがあります。
これはテストの実施条件や患者の状態に影響されるためです。
皮膚科だけではなく、歯科金属が影響している可能性も考慮する必要があります。
金属アレルギーを適切に判定し、原因の特定、完治や症状悪化を防ぐには、歯科、皮膚科、内科などの専門知識を統合し、多角的な視点からアプローチすることが必要です。
しっかり連携が取れていれば、通常の診断では気づかない原因が判明することも多々あります。
さくら会グループでは、各分野のプロフェッショナルと綿密に連携し、1日でも早く皮膚トラブルから患者様を救うために全力で取り組んでいます。
金属アレルギー
対応クリニック
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TEL0568-57-0018
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