MENU

インプラント治療の流れを7ステップで解説
期間・費用・手術の全工程

【結論】インプラント治療は7つのステップで進む

インプラント治療は、カウンセリングから人工歯装着まで7つのステップで進み、治療期間は3〜6ヶ月程度です。
①カウンセリング・検査 → ②治療計画立案 → ③事前治療(必要時)→ ④インプラント埋入手術 → ⑤治癒期間(骨との結合を待つ)→ ⑥アバットメント装着 → ⑦人工歯装着の順で行われます。
費用は1本あたり30〜50万円が相場で、手術方法には「1回法」と「2回法」があります。

流れ

「インプラント治療って、どんな流れで進むの?」
「治療期間はどのくらいかかる?痛みは?」
このような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

インプラント治療は、カウンセリングから人工歯の装着まで、7つのステップで進みます。 治療期間は一般的に3〜6ヶ月程度で、手術方法には1回法と2回法があります。

この記事では、インプラント治療の流れを7ステップで詳しく解説し、治療期間の目安、1回法・2回法の違い、費用相場、術後のケアまで、初めての方にもわかりやすくご紹介します。

目次

インプラント治療の流れ【7ステップで完全解説】

インプラント治療は、カウンセリングから人工歯の装着まで、以下の7つのステップで進みます。各ステップを理解しておくことで、安心して治療に臨むことができます。

STEP1:カウンセリング・検査

インプラント治療の第一歩は、カウンセリングと精密検査です。この段階では、以下のことを行います。

まず、患者様のお悩みやご希望をお聞きし、インプラント治療が適しているかどうかを判断します。次に、口腔内の状態を詳しく確認するため、レントゲン撮影やCTスキャンを行います。これにより、顎の骨の量や質、神経の位置、歯周病や虫歯の有無などを正確に把握できます。

検査の結果、インプラント治療が可能と判断された場合は、次のステップに進みます。骨量が不足している場合や、歯周病がある場合は、事前に対応が必要となることもあります。

STEP2:治療計画の立案

検査結果をもとに、患者様一人ひとりに合わせた治療計画を立案します。

治療計画では、インプラントの本数、埋入する位置、使用するインプラントの種類、治療期間の目安、費用の見積もりなどを詳しくご説明します。また、1回法と2回法のどちらが適しているか、骨造成が必要かどうかなども、この段階で決定します。

患者様が治療内容を十分に理解し、納得された上で治療を開始することが大切です。疑問点や不安なことがあれば、遠慮なくご質問ください。

STEP3:事前治療(虫歯・歯周病がある場合)

インプラント治療を成功させるためには、口腔内の環境を整えることが重要です。

虫歯や歯周病がある場合は、インプラント手術の前に治療を行います。歯周病が進行した状態でインプラントを埋入すると、インプラント周囲炎(インプラントの歯周病)を引き起こすリスクが高まるためです。

また、顎の骨量が不足している場合は、骨造成(骨を増やす処置)が必要になることがあります。骨造成には、GBR法(骨誘導再生法)やサイナスリフトなどの方法があり、患者様の状態に応じて適切な方法を選択します。骨造成を行った場合は、骨が安定するまで数ヶ月待ってからインプラント手術を行います。

STEP4:インプラント埋入手術(一次手術)

いよいよインプラントを顎の骨に埋め込む手術です。

手術は局所麻酔を使用して行うため、痛みはほとんど感じません。不安が強い方には、静脈内鎮静法(点滴で眠くなる薬を投与する方法)を併用することもできます。

手術の流れとしては、まず歯茎を切開し、顎の骨にドリルで穴を開けます。その穴にチタン製のインプラント体(人工歯根)を埋め込み、歯茎を縫合して手術は完了です。手術時間は1本あたり30分〜1時間程度で、日帰りで行えます。

2回法の場合は、インプラント体を埋め込んだ後、歯茎で完全に覆い、骨との結合を待ちます。1回法の場合は、同時にアバットメント(接続部品)まで装着します。

STEP5:治癒期間(骨との結合を待つ)

インプラント体が顎の骨としっかり結合する「オステオインテグレーション」を待つ期間です。

この期間は、下顎で2〜3ヶ月、上顎で4〜6ヶ月程度かかります。上顎のほうが期間が長いのは、下顎に比べて骨の密度が低いためです。

治癒期間中は、必要に応じて仮歯を装着して過ごすことができます。見た目や噛む機能をある程度維持しながら、インプラントの安定を待つことができます。

この期間中は、定期的に経過観察を行い、インプラントの状態を確認します。喫煙や過度な飲酒は骨との結合を妨げる原因となるため、できるだけ控えることが推奨されます。

STEP6:アバットメント装着(二次手術)

インプラント体が骨としっかり結合したことを確認した後、アバットメント(人工歯との接続部品)を装着します。

2回法の場合は、歯茎を再度切開してインプラント体の頭部を露出させ、アバットメントを取り付けます。この手術は一次手術に比べて負担が少なく、15〜30分程度で完了します。

アバットメント装着後は、歯茎が安定するまで1〜2週間ほど待ちます。この間に歯茎の形が整い、人工歯を装着するための準備が整います。

STEP7:人工歯(上部構造)の装着

いよいよ最終段階、人工歯の装着です。

まず、歯の型取りを行い、患者様の歯の色や形に合わせた人工歯(上部構造)を作製します。人工歯の素材には、セラミック、ジルコニア、金属などがあり、見た目や耐久性、費用などを考慮して選択します。

人工歯が完成したら、アバットメントに装着し、噛み合わせを細かく調整します。違和感がないか、しっかり噛めるかを確認し、問題がなければ治療完了です。

治療完了後は、インプラントを長持ちさせるために、定期的なメンテナンスと毎日の丁寧な口腔ケアが重要になります。

インプラント治療の期間【目安一覧】

インプラント治療にかかる期間は、患者様の口腔内の状態や治療法によって異なります。ここでは、一般的な治療期間の目安をご紹介します。

治療期間の目安表

ステップ 内容 期間の目安
STEP1 カウンセリング・検査 1〜2回(1〜2週間)
STEP2 治療計画の立案 1回(1週間程度)
STEP3 事前治療(必要な場合) 個人差あり(数週間〜数ヶ月)
STEP4 インプラント埋入手術 1回(30分〜1時間/本)
STEP5 治癒期間(骨との結合) 下顎:2〜3ヶ月
上顎:4〜6ヶ月
STEP6 アバットメント装着 1回(15〜30分程度)
STEP7 人工歯装着 1〜2回(型取り後1〜2週間)
合計(標準的なケース) 3〜6ヶ月程度

上記は標準的なケースの目安です。骨造成が必要な場合や、複数本のインプラントを埋入する場合は、さらに期間が長くなることがあります。

抜歯からインプラントまでの期間

歯を抜いてからインプラント治療を始めるまでには、一定の期間が必要です。

抜歯後は、歯茎や骨が回復するまで通常3〜6ヶ月程度待ちます。この期間を設けることで、インプラントを埋入するための十分な骨量が確保され、治療の成功率が高まります。

ただし、条件が整っている場合は「抜歯即時埋入」といって、抜歯と同時にインプラントを埋入する方法もあります。この方法は治療期間を短縮できるメリットがありますが、骨の状態が良好で、感染がないことが条件となります。

抜歯からインプラント完了までの総期間は、通常6ヶ月〜1年程度です。骨造成が必要な場合は、1年以上かかることもあります。

即時インプラント(抜歯即時埋入)とは

即時インプラントとは、抜歯と同時にインプラントを埋入する治療法です。

通常の方法では抜歯後に3〜6ヶ月の治癒期間を待ちますが、即時インプラントではこの期間を省略できるため、治療期間を大幅に短縮できます。また、手術回数も減るため、患者様の負担も軽減されます。

ただし、即時インプラントはすべての方に適用できるわけではありません。抜歯する歯の周囲に十分な骨があること、感染がないこと、骨の質が良好であることなどの条件を満たす必要があります。歯周病が進行している場合や、骨の吸収が進んでいる場合は、通常の方法が推奨されます。

1回法と2回法の違い【比較表付き】

インプラント手術には、「1回法」と「2回法」の2つの方法があります。それぞれの特徴を理解し、ご自身に適した方法を選択することが大切です。

項目 1回法 2回法
手術回数 1回 2回
治療期間 2〜4ヶ月程度 4〜6ヶ月程度
感染リスク やや高い 低い
適応条件 骨量十分・口腔状態良好な方 幅広い症例に対応可能
メリット ・手術が1回で済む
・治療期間が短い
・通院回数が少ない
・感染リスクが低い
・幅広い症例に対応
・骨との結合を確実に待てる
デメリット ・適応症例が限られる
・感染リスクがやや高い
・手術が2回必要
・治療期間が長い

1回法とは?メリット・デメリット

1回法は、インプラント体の埋入とアバットメントの装着を1回の手術で行う方法です。

手術後、アバットメントが歯茎から露出した状態で治癒期間を過ごします。そのため、二次手術(アバットメントを装着するための手術)が不要となり、治療期間を短縮できます。

メリットとしては、手術回数が少なく済むため、患者様の身体的・精神的負担が軽減されること、そして治療期間が短くなることが挙げられます。

一方、デメリットとしては、治癒期間中にアバットメントが露出しているため、細菌感染のリスクがやや高くなることがあります。また、骨量が十分で、口腔内の状態が良好な方に限られるため、適応できる症例が限られます。

2回法とは?メリット・デメリット

2回法は、インプラント体の埋入(一次手術)と、アバットメントの装着(二次手術)を2回に分けて行う方法です。

一次手術では、インプラント体を埋入した後、歯茎で完全に覆います。インプラント体が骨としっかり結合するまで(下顎2〜3ヶ月、上顎4〜6ヶ月)待ち、結合が確認できたら二次手術でアバットメントを装着します。

メリットとしては、インプラント体が歯茎で覆われているため、細菌感染のリスクが低いこと、そして骨との結合を確実に待ってから次のステップに進めることが挙げられます。骨造成を行った場合や、骨の状態があまり良くない場合でも対応できます。

デメリットとしては、手術が2回必要になるため、治療期間が長くなり、通院回数も増えることがあります。

どちらを選ぶべき?

1回法と2回法のどちらが適しているかは、患者様の骨の状態、口腔内の環境、全身の健康状態などによって異なります。

一般的に、以下のような方には2回法が推奨されます。

・骨量が少なく、骨造成が必要な方
・歯周病の既往がある方
・糖尿病や喫煙習慣があり、感染リスクが高い方
・複数本のインプラントを埋入する方

一方、骨量が十分で口腔内の状態が良好な方、治療期間を短くしたい方には、1回法が適している場合もあります。

どちらの方法が最適かは、検査結果をもとに歯科医師が判断します。カウンセリングの際に、それぞれのメリット・デメリットを十分に説明し、患者様と相談の上で決定します。

インプラント手術当日の流れと注意点

インプラント手術は、多くの方が不安を感じるポイントです。ここでは、手術当日の流れや痛み、注意点について詳しく解説します。

手術前の準備

手術当日は、以下の点に注意してご来院ください。

・食事は手術の2時間前までに済ませてください(静脈内鎮静法を使用する場合は、6時間前から絶食となります)
・当日は楽な服装でお越しください
・お化粧は控えめにしてください(口周りの消毒を行うため)
・コンタクトレンズは外してください
・車やバイクの運転は控えてください(麻酔の影響があるため)

また、普段服用している薬がある方は、事前に歯科医師に相談してください。血液をサラサラにする薬(抗凝固薬)を服用している場合は、手術前に休薬が必要になることがあります。

手術の流れ

手術当日の流れは、以下のとおりです。

1. 麻酔
局所麻酔を行います。麻酔が効くまで5〜10分程度待ちます。不安が強い方には、静脈内鎮静法(点滴でウトウトする状態になる麻酔)を併用することもできます。

2. 歯茎の切開
インプラントを埋入する部分の歯茎を切開し、顎の骨を露出させます。

3. ドリリング(骨への穴あけ)
専用のドリルを使って、顎の骨にインプラント体を埋入するための穴を開けます。骨を傷めないよう、注水しながら慎重に行います。

4. インプラント体の埋入
開けた穴にインプラント体(チタン製の人工歯根)を埋め込みます。

5. 縫合
歯茎を縫合して手術は完了です。1回法の場合は、アバットメントを装着してから縫合します。

手術時間は1本あたり30分〜1時間程度です。複数本埋入する場合は、それに応じて時間が長くなります。

手術中の痛みについて

インプラント手術は、局所麻酔をしっかり効かせてから行うため、手術中に痛みを感じることはほとんどありません。

「骨を削る」と聞くと怖いイメージがあるかもしれませんが、実際には振動や圧迫感を感じる程度で、痛みはありません。もし手術中に痛みを感じた場合は、すぐに麻酔を追加しますので、遠慮なくお申し出ください。

歯科治療に対する恐怖心が強い方には、静脈内鎮静法をおすすめします。点滴で鎮静剤を投与することで、ウトウトとした状態で手術を受けることができ、手術中の記憶もほとんど残りません。

手術後の痛み・腫れについて

麻酔が切れた後(2〜3時間後)から、痛みや腫れが出ることがあります。

痛みのピークは手術当日〜翌日で、その後は徐々に軽減していきます。処方された痛み止めを服用すれば、日常生活に支障のないレベルに抑えられます。通常、1週間程度でほとんど気にならなくなります。

腫れは手術の2〜3日後にピークを迎え、1週間程度で落ち着きます。腫れを抑えるためには、手術当日は頬を冷やすことが効果的です。ただし、冷やしすぎると血流が悪くなり、治癒が遅れることがあるため、保冷剤をタオルで包んで軽く当てる程度にしてください。

術後の食事と生活【回復を早めるために】

インプラント手術後の過ごし方は、治療の成功に大きく影響します。ここでは、術後の食事や生活習慣の注意点について解説します。

術後に避けるべき食べ物

手術直後から数日間は、以下の食べ物を避けてください。

硬い食べ物
せんべい、ナッツ、硬い肉、フランスパンなどは、手術部位に強い力がかかり、インプラントの安定を妨げる可能性があります。治癒期間中は柔らかい食べ物を選びましょう。

熱い食べ物・冷たい食べ物
手術直後は、熱いスープやコーヒー、冷たいアイスクリームなど、極端な温度の食べ物は避けてください。刺激により痛みや出血が増すことがあります。

刺激の強い食べ物
香辛料の効いた料理、酸味の強い柑橘類、炭酸飲料なども、傷口を刺激するため控えましょう。

おすすめの食事
おかゆ、うどん、豆腐、ヨーグルト、スープ、煮魚など、柔らかく消化の良い食べ物がおすすめです。栄養バランスにも気を配り、回復を促しましょう。

術後の生活習慣(喫煙・飲酒・運動)

術後の生活習慣は、インプラントの治癒に大きな影響を与えます。

喫煙について
喫煙は、インプラント治療において最も避けるべき習慣です。タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させ、歯茎や骨への血流を悪くします。その結果、インプラントと骨の結合が妨げられ、治療の失敗率が高まります。最低でも手術前後2週間は禁煙することが推奨されますが、できれば治療期間中は禁煙を続けることが望ましいです。

飲酒について
アルコールは血管を拡張させ、出血を増やす原因となります。また、免疫力を低下させ、感染リスクを高めます。手術当日から最低3日間は禁酒してください。できれば1週間程度は控えることをおすすめします。

運動について
激しい運動は血圧を上げ、出血や腫れを悪化させる可能性があります。手術後1週間程度は、激しいスポーツや重労働を控えてください。軽い散歩程度であれば、翌日から問題ありません。

入浴について
手術当日は長時間の入浴や熱いお風呂は避け、シャワー程度にしてください。翌日以降は通常通り入浴できますが、のぼせない程度にしましょう。

インプラントを長持ちさせるケア方法

インプラントは、適切なケアを行えば10年以上使い続けることができます。長持ちさせるために、以下のケアを心がけましょう。

毎日の丁寧な歯磨き
インプラント周囲は、天然の歯以上に丁寧な歯磨きが必要です。歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスを使って、インプラントと歯茎の境目の汚れをしっかり落としましょう。

定期的なメンテナンス
3〜6ヶ月に1回、歯科医院で定期検診を受けましょう。インプラントの状態、噛み合わせ、歯周組織の健康状態をチェックし、問題があれば早期に対処できます。プロによるクリーニングで、自分では落としきれない汚れも除去できます。

インプラント周囲炎の予防
インプラント周囲炎は、インプラントの「歯周病」ともいえる状態で、放置するとインプラントを支える骨が溶け、最悪の場合インプラントが脱落します。毎日のケアと定期検診で予防することが大切です。

インプラント治療で後悔しないために

インプラント治療は優れた治療法ですが、事前に十分な理解と準備がないと、後悔につながることがあります。ここでは、後悔する人の特徴と、それを防ぐためのポイントをご紹介します。

後悔する人の特徴

インプラント治療で後悔する患者様には、いくつかの共通点があります。

1. 治療内容を十分に理解していなかった
インプラント治療の流れ、期間、費用、リスクなどを十分に理解せずに治療を始めると、「こんなはずではなかった」という後悔につながります。特に、治療期間が予想より長くかかったり、追加費用が発生したりした場合に不満を感じる方が多いです。

2. 術後のケアを怠った
インプラントは天然の歯よりもケアが重要です。毎日の歯磨きが不十分だったり、定期検診に通わなかったりすると、インプラント周囲炎を引き起こし、最悪の場合インプラントを失うことになります。

3. 喫煙を続けた
喫煙はインプラントの大敵です。喫煙を続けながら治療を受けた方は、インプラントの失敗率が高く、後悔につながるケースが少なくありません。

4. 歯科医院選びを誤った
インプラント治療は、歯科医師の技術や経験が結果に大きく影響します。価格だけで歯科医院を選んだ結果、トラブルが発生したというケースもあります。

後悔を防ぐためのポイント

インプラント治療で後悔しないために、以下のポイントを押さえておきましょう。

1. 事前にしっかり説明を受ける
治療の流れ、期間、費用、リスク、メンテナンスの重要性など、疑問点は事前にすべて解消しておきましょう。納得できるまで質問することが大切です。

2. 信頼できる歯科医院を選ぶ
インプラント治療の実績が豊富で、CTなどの設備が整っている歯科医院を選びましょう。カウンセリングの丁寧さ、説明のわかりやすさも重要な判断基準です。

3. 術後のケアを徹底する
インプラントを長持ちさせるためには、毎日の丁寧な歯磨きと定期的なメンテナンスが欠かせません。治療後も歯科医院との関係を続け、口腔内の健康を維持しましょう。

4. 禁煙に取り組む
喫煙習慣がある方は、インプラント治療を機に禁煙することを強くおすすめします。禁煙は、インプラントだけでなく全身の健康にもプラスになります。

5. 自分に合った治療法か見極める
インプラント以外にも、入れ歯やブリッジなどの選択肢があります。それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分のライフスタイルや価値観に合った治療法を選ぶことが大切です。

まとめ

インプラント治療は、失った歯を補う優れた治療法であり、天然の歯に近い噛み心地と見た目を取り戻すことができます。

治療の流れは、①カウンセリング・検査 → ②治療計画の立案 → ③事前治療 → ④インプラント埋入手術 → ⑤治癒期間 → ⑥アバットメント装着 → ⑦人工歯装着の7ステップで進み、治療期間は3〜6ヶ月程度が目安です。

手術方法には1回法と2回法があり、患者様の骨の状態や口腔環境によって適切な方法が選択されます。どちらの方法でも、局所麻酔を使用するため手術中の痛みはほとんどなく、術後の痛みも処方された薬で対処できます。

インプラント治療を成功させ、長持ちさせるためには、信頼できる歯科医院を選ぶこと、治療内容を十分に理解すること、術後のケアを徹底することが重要です。特に、毎日の丁寧な歯磨きと定期的なメンテナンスは欠かせません。

インプラント治療に興味をお持ちの方は、まずはカウンセリングを受けて、ご自身に適した治療法かどうかを確認することをおすすめします。

免責事項:この記事は一般的な情報提供を目的としており、 個別の医療アドバイスではありません。 インプラント治療をご検討の方は、必ず歯科医師にご相談ください。

関連記事

よくある質問

インプラント治療の流れは何ステップですか?
インプラント治療は一般的に7つのステップで進みます。①カウンセリング・検査、②治療計画の立案、③事前治療(必要な場合)、④インプラント埋入手術、⑤治癒期間(3〜6ヶ月)、⑥アバットメント装着、⑦人工歯の装着です。
インプラント治療にはどのくらいの期間がかかりますか?
インプラント治療の期間は、一般的に3〜6ヶ月程度です。骨の状態や治療法(1回法・2回法)によって異なり、骨造成が必要な場合は1年以上かかることもあります。
インプラント治療の1回法と2回法の違いは何ですか?
1回法は手術が1回で済み、治療期間が短いのが特徴ですが、骨量が十分な方に限られます。2回法は手術を2回に分け、感染リスクが低く、多くの症例に対応できます。
インプラント手術は痛いですか?
インプラント手術は局所麻酔を使用するため、手術中の痛みはほとんどありません。術後は2〜3日程度、腫れや軽い痛みが出ることがありますが、処方された痛み止めで対応できます。
インプラント治療の費用はどのくらいですか?
インプラント治療は自費診療で、1本あたり30〜50万円程度が相場です。検査・診断料、手術費用、人工歯の費用が含まれます。骨造成が必要な場合は追加費用がかかります。
インプラント治療後のメンテナンスは必要ですか?
はい、インプラントを長持ちさせるためには定期的なメンテナンスが必要です。3〜6ヶ月に1回の定期検診と、毎日の丁寧なブラッシングが推奨されます。
インプラント治療ができない人はいますか?
重度の糖尿病や心臓病、骨粗しょう症の方、妊娠中の方、顎の骨量が著しく不足している方などは、インプラント治療が難しい場合があります。事前の検査で適応を判断します。
インプラントは医療法人さくら会へ

医療法人さくら会は、患者様一人ひとりに寄り添った歯科治療をご提供しております。予防歯科からインプラントまで幅広い診療を行い、最新の技術と設備を導入しています。特にインプラント治療に力を入れており、安全で長持ちする結果を目指して、専門のチームが一貫してサポートいたします。患者様の安心と満足を第一に考え、丁寧なカウンセリングとアフターケアを大切にしています。お悩みやご相談がある方はお気軽にご相談ください。