歯を失ったらどうする?
3つの治療方法とメリットデメリット

歯を失うことは誰にとってもショックな出来事ですが、現代の歯科医療にはいくつかの治療方法があります。この記事では、歯を失う原因と3つの主要な治療方法であるインプラント、ブリッジ、入れ歯のそれぞれのメリット・デメリットについて詳しく解説します。
目次
1. 歯を失う原因
歯を失う原因はいくつかありますが、主なものは以下の通りです。
1.虫歯(う蝕)
虫歯は歯の表面のエナメル質が酸によって溶かされることから始まり、進行すると歯の内部の象牙質や神経にまで影響を及ぼします。重度の虫歯は歯を失う原因となります。
2.歯周病
歯を失う原因の1位は歯周病です。歯を失う約4割が歯周病であるといわれています。歯周病は歯を支える組織(歯肉や骨)が炎症を起こし、進行すると歯を支える骨が破壊され、最終的に歯が抜け落ちることがあります。歯周病は成人が歯を失う主要な原因です。

3.外傷
事故やスポーツなどによる外傷が原因で歯を失うことがあります。特に前歯が損傷を受けやすいです。
4.歯の根の感染
歯の根の先端に感染が広がると、根尖病巣(根尖性歯周炎)を引き起こし、これが原因で歯を失うことがあります。
5.歯の摩耗
歯ぎしりや強い噛みしめ、硬いものを頻繁に噛む習慣などが原因で歯がすり減り、歯の構造が弱くなり、結果として歯を失うことがあります。
6.全身疾患
糖尿病や骨粗鬆症などの全身疾患が口腔内の健康に悪影響を与え、歯を失うリスクを高めることがあります。
7.不適切な口腔ケア
不十分な歯磨きやフロスの使用など、適切な口腔ケアを怠ると、虫歯や歯周病のリスクが高まり、歯を失う可能性が高くなります。
これらの要因を予防するためには、定期的な歯科検診と適切な口腔ケアが重要です。次に、歯を失った場合の3つの治療方法を解説していきます。
2. ブリッジ
ブリッジは、欠けた歯の両側の健康な歯を削って支えとし、その間に人工の歯を取り付ける治療法です。
メリット
- 比較的短期間で治療が完了する
- 自然な見た目
- インプラントよりも費用が安い
デメリット
- 健康な隣の歯を削る必要がある
- 長期的には、隣の歯への負担が増えることがある
- 骨の減少を防ぐ効果がない

3. 入れ歯
入れ歯は、取り外し可能な人工の歯です。部分入れ歯と総入れ歯があります。
メリット
- 比較的安価
- インプラントやブリッジが適用できない場合にも使える
- 取り外しができ、清掃が簡単
デメリット
- 初めは違和感がある
- 定期的な調整が必要
- 噛む力が自然の歯に比べて弱い

4. インプラント
インプラントは、歯が抜けた部分に人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯を取り付ける治療法です。歯科でのインプラント手術は、しっかりとした事前の検査と計画が必要です。
メリット
- 自然な見た目と感触
- 噛む力が強く、普通の歯と同様に食事が楽しめる
- 隣の歯に影響を与えない
デメリット
- 自費治療なので費用が高い
- 長手術が必要で、回復までに時間がかかる
- 一部の人には適用できない場合がある(骨の状態や全身疾患など)

5. 3つの治療方法 メリット・デメリットまとめ
メリット | デメリット | |
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ブリッジ |
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入れ歯 |
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インプラント |
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6. 各治療方法の選び方

歯を失った場合の治療方法は、個々の状況や希望によって異なります。信頼できる歯科医と相談し、ご自身に合った最適な治療法を選ぶことが重要です。また、どの治療方法を選んでも定期的なチェックとクリーニングは必要になってきます。健康な歯と笑顔を取り戻すために、慎重に治療方法を検討してください。
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ご予約
さくら会ではなるべく患者様をお待たせしないよう、ご予約優先制となっております。 ※ネット予約は初診の方限定です。
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来院
初診の方は問診票記入の為にご予約時間より10~15分程度早くご来院をお願いしております。 また、保険証・医療券・お薬手帳などをお持ちいただき、受付にてご提示ください。
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カウンセリング
最初は現在お口の気になる症状などを担当スタッフがお聞きいたします。お悩みやご相談がある方はお気軽にご相談ください。伺ったお話をもとに治療計画を作成いたします。わからないことがある方は、ご質問もしていただけます。
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診療
初めての方は、まずレントゲン撮影と検診を行います。 その後、衛生士による口腔内のお掃除をさせていただく場合もあれば、痛みや腫れがある場合は症状が和らぐよう処置をさせていただく場合もございます。
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お会計
処置終了後、そのまま次回のご予約をお取りします。新しい診察券をお渡しいたしますので、次回はそちらを受付までお持ちいただきます。お会計を受付もしくは自動精算機で済ませてお帰りください。