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インプラントはやめた方が良いと
言われている理由は?

入れ歯と〇×の旗

「インプラント」と検索すると、「インプラント 危険」や「インプラント 後悔」などマイナスな検索結果が表示され、インプラントに対してマイナスなイメージをお持ちの方も多いと思います。

では、どうしてインプラントはやめた方が良いと言われているのでしょうか?
本当にインプラント治療は危険なのでしょうか?
ここではインプラント治療はやめた方が良いと言われる理由をご紹介します。

目次

インプラント治療がやめた方が良いと言われる理由

手鏡で自分の歯を見ている女性

インプラント治療に対してマイナスなイメージが持たれている理由として、失敗例があることが原因として挙げられます。

主な失敗例として、”インプラントがしっかり固定できず、いつまでもぐらつく』や『手術後に腫れや痛み、または痺れが治らない”、”インプラントが破損した”、”インプラント治療で細菌に感染した”この4つが挙げられます。

一昔前だとインプラント技術が発展途上で、このようなトラブルが多く見受けられました。

最近だと技術や歯科医師のスキルの向上によって、事故は減っていますが、それでもインプラント治療をやめた方が良いと言われる理由があります。

それぞれ、治療前・治療中・治療後の3段階に分けて説明します。

治療前

【理由1】持病や生活習慣によってインプラントができない場合がある

持病によってインプラント治療ができない事例があります。

例えば糖尿病を患っている場合、免疫力の低下で傷口の治癒が遅れたり、感染症にもかかりやすくなることがあります。
持病以外にも、顎の骨密度が少ない場合も、治療による血管や神経の圧迫・炎症を起こす可能性があるため、治療が難しいことがあります。
また、喫煙者の方も注意が必要です。
喫煙は血管が収縮し血流の減少を促進させます。血液中の酸素や栄養素の量が減り、インプラントと骨の密着や組織の回復に悪影響を与えます。
また、喫煙はインプラント治療後に発生する可能性のあるインプラント周囲炎のリスクを増加させます。
ただ、必ずしも治療ができないわけでなくそれぞれ対策がありますので、一度歯科医師にご相談いただくことが大切です。

【理由2】治療費が高い

一番ネックになるといっても過言ではないのが治療費。
インプラント治療は特定の条件を除いて保険診療には該当しないため、ある程度まとまった金額が必要となります。
(一般的なインプラントの相場、それ以外の治療の相場との比較を入れましょう)

インプラント、入れ歯、ブリッジでそれぞれの治療費を比較してみます。

インプラント:1本あたり300,000〜600,000円程度(相場)
入れ歯:30,000〜60,000円程度(保険適用の場合)
ブリッジ:1本あたり20,000〜30,000円程度(保険適用の場合)

こう見ると、インプラント治療は基本的に保険適用外なため、かなり高額だということがわかります。

ですがインプラントは噛む機能の回復(失った歯を取り戻す)が目的であれば、「医療費控除」の対象となる可能性が高いです。

【理由3】治療期間が長い

ブリッジや入れ歯の場合、治療完了までの期間は通常3ヶ月程度とされています。
一方で、インプラント治療には約4ヶ月〜13ヶ月の期間が必要とされることがほとんどです。
治療期間が長くなる主な理由は、患者様の口腔内の具体的な状況に合わせて治療を進める必要があるためです。

例えば、顎の骨の量が不足している場合、インプラント治療に先立ち、3ヶ月〜半年をかけて骨を増やす処置を施すことがあります。
このように、比較的長期にわたる治療が必要となるケースが少なくないため、一部からは否定的な意見が出ることもあります。

しかし、この治療期間には骨の増成を待つ時間や、インプラントと骨がしっかり結合するのを待つ時間も含まれています。
実際に病院に通う回数自体はそこまで多くはないため、患者様の負担としては比較的軽いです。

治療中

【理由4】外科手術による感染症のリスク

インプラント治療は、その他の歯科治療と異なり外科手術が必要となります。

簡単な治療の流れは

  1. 歯肉を切開する
  2. インプラントを挿入するために、顎の骨に穴を開ける
  3. 作成した穴にインプラントを挿入する

といった流れになります。

このような外科手術を行うので、細菌感染のリスクも伴います。
しかし、歯科医師もこのリスクを十分に認識して、細心の注意を払って治療しているため、安心して治療を受けていただけます。

【理由5】金属アレルギーが出る場合がある

インプラント治療では、歯根部分には一般的にチタンを使用します。
骨と歯根との親和性が高いチタンですが、稀に金属アレルギーを発症することがあります。

チタンと銀歯に用いられるパラジウムの金属アレルギーのなりやすさを比較してみます

金属名 骨・歯根との親和性 人体へのアレルギー反応性 発症度合い
チタン 極めて低い
一般的な歯科金属
(パラジウム)
中〜高 低い

※金属アレルギーの発症には個人差があります。予めご了承ください。

銀歯などに使用されるパラジウムも金属アレルギーの発症の確率は低いですが、チタンの方がアレルギー反応の可能性は極めて低いです

金属アレルギーを発症する原因は、金属が口腔内で酸化や摩耗することによって、「金属イオン」が溶け出すことが主な理由です。
一般的な虫歯治療で用いられる『銀歯』がこのアレルギーを発症する代表的な歯科金属です。

銀歯を装着してすぐに発症することはありませんが、長い期間をかけて金属イオンが溶け出し、唾液中のタンパク質と結合し、金属アレルギーが発症します。

それに比べて、チタンは酸化しても酸化皮膜という膜を作り出すため、金属イオンが溶け出す可能性は極めて低いですが、ご心配な方は事前に歯科医師にご相談ください。

治療後

インプラント周囲炎のリスク

インプラント周辺で起きる炎症を、インプラント周囲炎と言います。
簡単にいうとインプラント版の歯周病のことです。

天然歯だと歯の根の周りに歯根膜がありますが、インプラントには歯根膜がないため、細菌感染がしやすくなっています。
特にプラークが浸透しやすく、それが原因で天然歯と同じ歯周病になりやすくなっています。

これはインプラントに限った話ではありませんが、インプラント治療後は特に定期的なメンテナンスが必要になります。

インプラント治療で後悔しないために

話し合いをする二人の歯科医師

ここまでインプラント治療をやめた方が良いと言われる理由を紹介しましたが、インプラント治療はそれを補うだけのメリットがしっかりあります。

ここでは、インプラント治療で後悔しないためのポイントを紹介します。

ポイント1:信頼できるクリニックをしっかり選ぶ

インプラント治療は他の一般的な治療と異なり、高度な技術が求められます。
そのため、信頼できる歯科医院を選ぶ必要があります。

信頼できる要素としては、所属する歯科医師の治療実績や過去の症例、口コミなどが当てはまります。

最近ではカウンセリングを無料で行っている歯科医院も増えていますので、一度話を聞いて吟味するのも良いと思います。

患者様の今後の健康を大きく左右する治療ですから、決して怠ってはいけないポイントです。

ポイント2:他の治療方法と比較する

先ほど紹介したように、歯を失ってしまった場合の治療方法は、インプラント・ブリッジ・入れ歯の3つが主流になります。

この中でもインプラントが、審美性・機能性から見ても一番良い治療方法になりますが、必ずしも万人に合っているかと言われればそうではありません。

ご自身の身体や目的に沿って、適切な治療方法を選ぶことが大切です。

それぞれの治療方法にはメリット・デメリットがあります。

治療の目的は明確にし、それらと照らし合わせて適切な治療方法を選択してください。

正しい情報からインプラント治療を選択してください

ここまで、インプラント治療をやめた方が良いと言われる理由とメリットについて紹介しました。

やはりマイナスな意見は目に入りやすく、インプラント治療を選択肢から外す方もいらっしゃいます。

しかし、そのマイナスなイメージを補うだけのメリットがインプラント治療にはあります。

お悩みの方は、一度当院へお越しください。

無料カウンセリングや、LINEでの相談も承っておりますので、お気軽にご相談ください。

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