舌がん以外にもある!
お口の中にできるがんの種類と特徴について詳しく解説
はじめに

口腔がんは、お口の中に発生するさまざまながんを指し、舌がん以外にも多くの種類があります。この記事では、口腔がんの主な種類とその特徴、歯科医師がどのようにこれらを診断・治療するかについて詳しく解説します。
目次
1. 口腔がんとは?
口腔がんは、お口の中に発生するさまざまながんを指します。これには舌、歯肉、頬の内側、口底、硬口蓋、唇など、多岐にわたる部位が含まれます。
早期発見が治療成功の鍵となるため、定期的な歯科検診が推奨されています。
2. 口腔がんの主な種類

舌がん
最も一般的な口腔がんの一つで、舌の表面や側面に発生します。初期症状は痛みが少ないことが多いですが、進行すると痛みやしびれが出現します。
口底がん(床上がん)
口の底、舌の下に発生します。飲み込みにくさや口の中での違和感が初期症状です。
声の変化なども症状として現れることがあります。
歯肉がん
歯肉(歯ぐき)に発生するがんで初期症状としては、歯肉の腫れや出血があります。多くの場合、痛みを伴わないため見過ごされがちです。
歯周病の悪化のように見えることがありますが、治療に反応しない場合はがんの可能性を疑います。
硬口蓋がん
口の天井部分である、硬い口蓋に発生します。初期の段階では痛みが少ないため、見つかりにくいがんの一つです。
大きくなると話しにくさや食べにくさが現れます。
頬粘膜がん
頬の内側の粘膜に発生します。症状には頬の内側の潰瘍や硬い塊が見られます。何度も噛んでしまう刺激で悪化することがあります。
唇がん
主に下唇に発生しやすいがんで、特に外部の紫外線に長時間さらされることがリスク因子となります。唇の一部に硬い塊、潰瘍、または色の変化が見られます。
3. 口腔がんの原因
喫煙とタバコ製品の使用
タバコは口腔がんの最も一般的な原因の一つです。
アルコールの過剰摂取
アルコールも口腔がんのリスクを増加させます。
HPV(ヒトパピローマウイルス)感染
特定のHPVの型は口腔がんのリスクを高めることが知られています。
栄養不足
特にビタミンA、C、E、亜鉛が不足しているとリスクが高まります。
4.口腔がんの予防策
禁煙と節度のある飲酒
タバコと過度のアルコール摂取は口腔がんのリスクを高めます。
定期的な歯科検診
早期発見のために、定期的に歯科医院で定期検診を受けることが非常に重要です。
5. 口腔がんにおける
歯医者の役割
口腔がんは初期段階で発見されることが重要です。定期的な歯科検診では、歯科医師が以下の手順でがんのスクリーニングを行います。

視診と触診
口腔内を丹念に調べ、異常な腫れやしこり、白や赤の斑点をチェックします。
生検
疑わしい領域が見つかった場合、組織のサンプルを採取して詳細な検査を行います。
6. 口腔がんの治療
口腔がんの治療は、がんの種類、位置、進行度によって異なりますが、主に以下の方法が用いられます。
手術
がん細胞を物理的に除去します。
放射線治療
放射線を用いてがん細胞を破壊します。
化学療法
抗がん剤を用いてがん細胞を攻撃します。
7.まとめ

口腔がんは多くの場合、初期段階で症状が目立たないため、早期発見が生存率を大幅に向上させます。そのためにも定期的な歯科検診が非常に重要です。定期検診を受け、口の健康を保つことが、口腔がんを未然に防ぐ鍵となります。
お口の中の異常に気づいたら、早めにかかりつけの歯医者の診察を受けることをおすすめします。
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ご予約
さくら会ではなるべく患者様をお待たせしないよう、ご予約優先制となっております。 ※ネット予約は初診の方限定です。
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来院
初診の方は問診票記入の為にご予約時間より10~15分程度早くご来院をお願いしております。 また、保険証・医療券・お薬手帳などをお持ちいただき、受付にてご提示ください。
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カウンセリング
最初は現在お口の気になる症状などを担当スタッフがお聞きいたします。お悩みやご相談がある方はお気軽にご相談ください。伺ったお話をもとに治療計画を作成いたします。わからないことがある方は、ご質問もしていただけます。
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診療
初めての方は、まずレントゲン撮影と検診を行います。 その後、衛生士による口腔内のお掃除をさせていただく場合もあれば、痛みや腫れがある場合は症状が和らぐよう処置をさせていただく場合もございます。
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お会計
処置終了後、そのまま次回のご予約をお取りします。新しい診察券をお渡しいたしますので、次回はそちらを受付までお持ちいただきます。お会計を受付もしくは自動精算機で済ませてお帰りください。