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歯を失う原因第一位!歯周病の原因とその症状

歯を失う原因
 

歯を失う原因は、歯周病が37.1%、虫歯が29.2%、転倒や交通事故などのによる破折が17.8%と、歯周病が一番多いというデータが出ています。
(資料:8020推進財団 第2回永久歯の抜歯原因調査.2018年より)

歯周病は、歯と歯肉の間に細菌が繁殖し、歯を支える骨が破壊される疾患です。
サイレントディジーズ(Silent Disease:静かなる病気)とも言われており、自覚症状が出るまで静かに進行していき、気づいたときには歯を支える骨が溶けて歯が揺れてしまったり、歯が抜けてしまったりする病気です。

こちらの記事では、歯周病になる原因と、どのように進行していくのか、その症状も解説していきます。

目次

1.歯周病の原因 2.歯周病の進行と症状 3.まとめ

1. 歯周病の原因

歯周病はさまざまな要因によって引き起こされますが、主な原因は以下の通りです。

1. プラーク

プラークは、歯の表面に付着する細菌の塊で、主に食べかすや細菌の代謝物で構成されています。プラークが歯と歯肉の間に溜まると、細菌が増殖し歯周組織を攻撃します。

2. 歯石

プラークが除去されないままでいると硬化し、歯石となります。歯石はさらにプラークの蓄積を助長し、細菌の温床となります。歯石はブラッシングでは除去できず、歯科医師や歯科衛生士の専門的なクリーニングが必要です。

3. 不適切な口腔ケア

毎日の歯磨きやフロスが不十分だと、プラークや歯石が溜まりやすくなります。

4. 遺伝

家族歴に歯周病がある場合、遺伝的要因で歯周病にかかりやすくなることがあります。

5. 喫煙

喫煙は歯周病のリスクを大幅に増加させ、治癒を遅らせることがあります。喫煙者は非喫煙者に比べて歯周病にかかるリスクが2倍から3倍高いとされています。

6. 糖尿病

糖尿病患者は感染症にかかりやすく、歯周病のリスクが高まります。血糖値が高いと歯周病の進行も早まります。

7. ストレス

ストレスは免疫機能を低下させ、歯周病のリスクを増加させます。

8. ホルモンの変動

妊娠、思春期、更年期などのホルモン変動は歯肉を敏感にし、歯周病にかかりやすくなります。

2. 歯周病の進行と症状

歯周病の進行と症状

軽度歯周病

歯周ポケットの深さは2~4mm未満。歯ぐきが赤く腫れ、触るとプヨプヨする。歯ブラシすると出血しやすい状態が続く。

中度歯周病

歯周ポケットの深さは4~6mm。歯槽骨や歯根膜などの歯周組織の破壊により歯の根本が露出し始めるので、歯が長くなったように見えてくる。歯肉から膿がでたり、歯周病特有の口臭も現れる。

重度歯周病

歯周ポケットの深さは6mm以上。歯槽骨や歯根膜などの歯周組織の破壊が進み、歯がグラグラして食事しにくいなどの影響が出てくる。最悪の場合、歯が抜けてしまうこともある。

まとめ

このように、歯周病は軽度のうちは歯肉が腫れやすい、歯ブラシで出血しやすいといった症状が現れ、進行していくと歯を支える歯周組織が破壊されるため歯が揺れてくることがあります。
一度破壊された組織は完全に回復させることは困難なため、早めのうちに歯科医院で歯周病の治療を行うことが大切です。
ご自身が歯周病かどうか確認するためにも、定期的に歯科検診を受診しましょう。

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