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なるべく抜歯をしない治療

「抜歯」と診断されてしまったらどんなことを考えますか?

なんとか歯を残して欲しい。抜かないとどうなってしまうのか。
その後の治療はどうなるのか等気になる事がたくさん出てきます。
ここでは抜歯になる歯の状態や、抜歯にいたる診断までどんな診察が行なわれるのかなど紹介いたします。

目次

当院は歯を残す為の治療を最大限行います 治療を中断するとどうなるの? 抜歯の判断をするまでの診察 すぐに抜歯をしない為の治療法 どうしても抜歯が必要な症例

当院は歯を残す為の治療を最大限行います

当院では、歯を残すための治療を最大限行う、という治療方針にしています。 診察を充分に行い、治療計画を立てます。 なぜ、残す治療を行うのかというと、皆さんよくご存知のように永久歯はもう生えてこないこと、 口腔内の健康が全身の健康と密接な繋がりがあることをよく知っているからです。

 残念ながら、症例によっては抜歯をしないことが健康を害してしまうということもあります。 抜歯をしない理由もありますが、抜歯をするに至る理由も必ずあります。 今までずっと食事や健康を支えてくれた歯を抜くのは悲しいですが、 これ以上抜歯をすることがないよう口腔内の環境を整うところまで治療に通院するようにしましょう。 その為に私たちも最適な治療法や、メンテナンス法をご提案いたします。
抜けたままの歯の放置をするとどうなるの?

治療を中断するとどうなるの?

 治療が必要と診断されることは通院や治療費などを考えると辛いことです。 しかし、一度診察を受けて"通院が面倒だから"、"抜歯にはならなかったからまだ大丈夫"と思って治療を中断してしまっては本末転倒です。 今回は抜歯をしなくても良かったということに安心して、虫歯や歯周病が進行している歯を放っておいてはすぐに悪化します。 また、1本の歯だけが使えなくなるだけではなく、周囲も虫歯や歯周病になりやすい環境のままとなってしまいます。

 1番恐ろしいのが、口の中に虫歯や歯周病の炎症があると全身の健康にも影響がでてきます。 例えば歯周病があると、血液に乗って全身に歯周病菌が運ばれます。 その結果、歯周病ではない方と比較すると2.8倍も脳梗塞になりやすいことがわかっています。 糖尿病や低体重児出産にも関係があると言われており、様々な臓器に関係してきます。 痛みが出ないから大丈夫!というものではなく、お口の健康を損ねると将来全身の健康をも害する結果になるのです。 治療を受けて健康な状態を維持するところまで一緒に頑張りましょう。

抜歯の判断をするまでの診察

1. 問診

 気になる症状についてお伺いいたしますので、予めどんな症状がいつ頃から出ているのか来院前に整理してから受診されることをお勧めいたします。 初診の方には問診表にて持病や大きな手術の経験の有無を答えていただきます。 飲んでいるお薬がある方はお薬手帳をお持ち下さい。 血液をサラサラにする薬を服用している方や、持病がある方は治療前にかかりつけの主治医に確認をすることがございます。
 お体についてのことはなるべくクリニックにお伝えするようにご協力いたします。

2. 視診

 目で歯と歯茎の状態を確認いたします。 また、器具を歯に押し当てると本来であれば硬くコツコツと器具が当たりますが、虫歯で歯が脆くなっていると器具が歯に沈むようになります。 また、ピンセットで揺らして歯の動揺を確認します。健康な状態であれば歯は揺れません。 合わせて歯茎の腫れや、汚れの付着も確認します。

3. レントゲン

 レントゲン撮影をして、虫歯の進行具合や歯茎を支える歯槽骨の状態を確認いたします。 虫歯が進行していたり、歯が薄いところは黒っぽく写ります。逆に健康な歯と骨は白っぽく見えます より詳しく特定の部位を確認したい場合は、全体の写真と別に一部を大きく撮影いたします。 レントゲン撮影では視診だけでは確認できなかった虫歯や、根の先の膿が見つかることがあります。

すぐに抜歯をしない為の治療法

 なるべく歯を残すために行なう治療を紹介いたします。改善が望める場合に以下のような治療を実施します。

 歯周病が原因で歯茎が下がっている場合には汚れの除去が必要です。 歯周病とは歯石が溜まることで周囲の歯茎が炎症を起こします。 炎症が悪化すると歯茎を支える歯槽骨にも影響がでてきて歯を支えられなくなってしまいます。 炎症を避けるように歯槽骨が溶けていってしまうのです。

根管治療

 歯の根に溜まった膿を排出する為に行う治療です。 歯の根の先の膿を放置すると、歯を支える骨にも影響します。 専用の治療器具を使い細い歯の根の中を清掃します。 歯の根の中に入る細い器具と、歯の根の深さを図る精密機器を使用して治療します。 膿や神経を取り切ったら薬を詰めて密閉し、被せ物の治療に移行します。

どうしても抜歯が必要な症例

 診察の結果、抜歯となるケースを代表して4つご紹介いたします。 できるだけ抜歯に至らないよう処置を行いますがそれでもやむを得ず抜歯の判断をすることもございます。

虫歯がかなり進行している

強い痛みをしばらく放置しているとやがて神経が死んでしまい、歯が更に溶けて、歯の根の先に膿が溜まってきてしまいます。 根管治療や、虫歯箇所の除去を試みますがそれでも対処しきれない場合は抜歯となります。

歯周病が進行してしまった状態

歯周病は歯と歯茎の間に汚れた溜まり、歯茎に炎症が起きます。 やがて炎症が悪化し、歯茎を支える歯槽骨にも影響がでてきます。 治療で抜歯を避けることが可能な症例もございますが、 どうしても歯をこのまま使用することはできないと判断した場合に抜歯となります。

歯の根が割れてしまった

 歯の根が大きく割れてしまうことがあります。 歯が割れる(歯折)原因としては虫歯が進行して歯が弱ってた箇所で硬いものを噛んで割れてしまう、 普段から歯軋りをよくしており最終的に割れてしまった、などが原因になります。 歯が割れてしまうと歯の残せる可能性はかなり低くなります。 そのままにしておくと周囲の歯茎や歯に悪影響を及ぼしますので残念ながら抜歯となるケースが多いです。

矯正歯科で歯が並ぶスペースの確保できない場合

 矯正治療では歯が綺麗に並び、上下がきちんと噛み合う為には抜歯を避けられない症例がございます。 矯正治療の最終的なゴールについては矯正医とカウンセリングでご相談ください。

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